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2026.04.23
ほぼ月イチblog 富士南麓の12箇月 ── Vol.3
「晩春(ばんしゅん)」──春の末。
春なら「早春(そうしゅん)」、秋なら「晩秋(ばんしゅう)」の方が馴染のある言葉ですが、
「早秋(そうしゅう)」も「晩春(ばんしゅん)」も、対義語として存在します。
春風の訪れは待ち遠しく、冬将軍の到来はできるだけ遅い方がよいからか、
「晩春」と「早秋」は同じ季節の変わり目ながら、それほど関心が高くないのかもしれません。
旧い邦画がお好きな方にとっては、「晩春」は意外でもなんでもない。
名匠・小津安二郎(おづ・やすじろう)監督の1949年のモノクロ作品に、
そのものズバリ『晩春』があります。
小津にとって、太平洋戦争終結後第三作となる作品。結婚をめぐる父と娘の物語を、
鎌倉を舞台に笠智衆、原節子の共演で描く秀作で、あとからじわじわと味わいが深まります
(小津監督作には他に、『麥秋』(1951)、『早春』(1956)という作品もあります)。
意外といえば、ブロッコリー消費量の増加。
農林水産省は2026年4月、ブロッコリーを「指定野菜」に登録しました。
「指定野菜」とは消費量が多い野菜や消費量が多くなることが見込まれる野菜。
生産や出荷を安定させて、消費者がいつでもその野菜を食べられるように指定したものです。
これまでのキャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ピーマン、
レタス、たまねぎ、ジャガイモ、ほうれんそうに新たにブロッコリーが加わり、全15品目となりました。
「指定野菜」の追加は、なんと1974年のジャガイモ以来、52年ぶり。
ブロッコリーは、そうそうたる野菜メンバーへの仲間入りを果たしました。
52年かかることって、あるんですね。
大ぶりの牡丹の花は下から見ると、まるで蓮の花のよう ※富士市内某所にて
