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2025.10.24
第8回ユニバーサル就労協力企業会 『アンガーマネジメント手法を活用した パワハラと言われないための上手な叱り方研修』
10月22日、富士市文化会館ロゼシアター第1会議室にて、
『第8回富士市ユニバーサル就労協力企業会』を開催し、
25社30名の方にご参加いただきました。
富士市福祉部 部長のあいさつに続き、
『パワハラと言われないための上手な叱り方研修』というテーマで、
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会所属
アンガーマネジメント叱り方トレーナーの 三好泰枝氏による講演を行いました。
講演は、職場における「パワーハラスメント」を構成する
3つの要素と6類型について、具体的な説明からスタート。
怒りとの関係性をデータやグラフを用いて視覚的に解説することで、
パワーハラスメントの問題点を明確に示しました。
その後、参加者同士のグループワークを通して、
それぞれの「叱ること」「叱らないこと」のメリット、デメリットを共有し、
この1週間で実際に「叱ったこと」の振り返り等を行いました。
このプロセスを通して、「私たちを怒らせるものの正体」についての
理解を深めました。
上記をもとに「叱ること」を再定義し、上手な叱り方について
事例を交えながら説明がありました。
アンガーマネジメントとは、「怒らないこと」を目的とするのではなく、
怒りを理解し、上手にコントロールして適切に表現すること、
叱り方は技術であり、理論を習得し練習をすることで身につけることができる、
というメッセージで講演を締めくくりました。
参加された協力企業様からは、
アンガーマネジメントを基礎から学ぶことができました。
叱る際のポイントやコントロール法はとても参考になりました。
・ 「叱る」という見方が変わりました。リクエストを具体的に…という言葉で、
「叱る」ことへのハードルが少し下がった気がしました。
・ 悪い叱り方の例(NGワード)を自分が使っていたので
これから意識していきたい。
・ 私たちを怒らせるものの正体を知り合点がいきました。
・ グループワークを通して他者の方たちのお話が聞けたのも良かったです。
今後も、協力企業の皆さまにユニバーサル就労を
より深くご理解いただくための機会を設けていきます。
次回のユニバーサル就労協力企業会は、2月に開催予定です。
